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2021.05.17

Life Scent Week #01 「夏に合う香水ってなんだろう?」

ウィズコロナにおける日常空間の演出をテーマに、香水ブランドとインテリアブランドがタッグを組んでお届けする「Life Scent Week」。住空間に季節をとりいれ、おうち時間を豊かにするためにちょっとした工夫を配信していきます。

こんにちは、LIBERTA perfumeの山根です。ゴールデンウィークも過ぎ、湿気と熱気を帯びた梅雨の季節が近づいてきました。そして梅雨が明ければ夏、選ぶ香水の好みが変わる人も多いのではないでしょうか。今日は私たちLIBERTA perfumeが考える「夏の香水の楽しみ方」をお伝えします。

◎夏はやっぱり柑橘の香り?

皆さんは夏に、どんな香りを身につけたくなりますか?

多くの人は、夏になると爽やかでみずみずしい香り、特にレモンやライムなどの冷涼感ある柑橘系の香りを選ぶことが多いでしょう。柑橘系の香りは「冷たい飲み物のイメージ」や「果汁が弾けるような元気なイメージ」が浮かびます。

食べ物や飲み物などの味覚のイメージ、また色味や素材がどんなシーンに使われているかという要素が、香りそのもののイメージに大きくリンクしていることがわかります。

「香りのイメージ」は、私たちが考えている以上に大きな作用を与えています。実は柑橘類の収穫は、10~3月の秋冬シーズン(北半球)なのをご存知でしょうか。

これは日本のミカンだけでなく、イタリアのレモンでも同様です。実際の旬と異なるにもかかわらず、私たちは柑橘の香りに夏を感じる...。面白い傾向ですよね。

多くの人が柑橘に夏を感じるの以上それは誤りではないのですが、実際の旬ではないということを「香りの豆知識」として書いておきます。

レター レター

◎夏に合う香りの種類は?

それではいったいどんな香りの種類が夏に合うのでしょうか?

私たちLIBERTA perfumeは「夏のイメージにリンクする香り」ではないかと考えています。

まず大前提として、私たちはどんな種類の香水であっても、自分がいいと思う香りは、季節に関係なく楽しんでいいと考えています。しかしファッションにも夏コーデが、メイクにも夏メイクがあるように、夏香水ということを意識してみることもオススメしています。

今日は香水のタイプから考える「夏のイメージにリンクする香り」についてお伝えします。

◎水を連想させる香り
夏といえば、プールや海水浴など水のアクティビティが増えます。

そんな水のイメージにぴったりなのが、アクアタイプやマリンタイプの香りです。瓜科の植物から抽出した香料(スイカの皮の白い部分のような香り)が香水に使用されたことから、水を連想させるアクアノートが誕生しました。

その名のとおり、みずみずしくて爽快感のある香りであることが多いのが特徴です。

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◎葉っぱの香り
植物の葉やハーブ系の香りであるグリーンタイプもオススメです。夏は太陽が燦燦と降り注ぎ、日の光をたっぷりと浴びた植物が生い茂り、豊かな表情を見せてくれます。 グリーンタイプは、柑橘のような爽やかなフレッシュさを持ちながらも、ボタニカルな苦味やえぐみが大人っぽい印象を与えてくれる香りです。

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◎天日干しをした布団の香り
天日干しをした布団の香りは、私たちに幸福感を与えてくれます。お日さまの香りとも呼ばれますが、実はその正体は布団の繊維がほんの少し溶けて揮発される香気成分のようです。 香水の世界では、一部のムスクタイプの香水は、この天日干しの香りに似ているものがあります。つけすぎると重たい印象を与えるムスクですが、使いようによってはとてもオススメです!

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◎お香の香り
ちょっぴり上級編ですが、お香やお線香の香りにも夏のイメージがあります。一般的にお香の香りはオリエンタルノートに区分され、バニラの甘い香りと組み合わせたりすることで重ためな香りになることが多いのですが、ドライで軽やかな印象を持つオリエンタルの香りであれば夏を演出ことができます。

例えば、私たちLIBERTA perfumeのオリエンタルタイプは、クローブのスパイシーさがポイントで、真夏の暑い気候でも心地よい香りになっています。

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◎まとめ
今年の夏も自粛生活で満足に外出できない日々が続いてしまうかもしれません。季節を感じることなく、ただステイホームとなると心身ともにバランスが崩れてしまいますよね。

ぜひLife Scent Weekで発信する「おうち x 季節」について目を向けてみてください。私たちLIBERTA perfumeは、香水がそのひとつのサポートになると信じています。
 
今回は香水のタイプを基準に「夏に合う香水ってなんだろう?」というテーマでお届けしました。もっと自由に香りを捉えるならば、むせるような夏の空気の香り、照らし返す地面の香り、夏まつりの香り、熱気を帯びた肌の香り...たくさんありますよね。

香水好きな方も、まだ好きになったばかりの方も「どうして自分がその香水を夏につけたいと感じるのか?」を振り返ってみると、また新しい発見があるかもしれません。

ウィズコロナの時代の「夏の過ごし方」を一緒に考えていきましょう! もし皆さんにとっての夏の香りの楽しみ方があれば、ぜひハッシュタグ「#夏の香りといえば」で教えてくださいね。

プロフィール:
山根大輝@NY406
Founder&CEO。大学卒業後、コンサルティングファームで働きながらパルファンサトリで調香を学ぶ。好きな香料はプチグレン、ネロリ、ガルバナム。LIBERTAはグリーンタイプを愛用。

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